2007年11月02日
*6年3組・絵本読み10/26と11/2*
先週10月26日は、3冊です
*続・レモンをお金にかえる法 “インフレ⇒不況⇒景気回復”の巻* 文・ルイズ・アームストロング 絵・ビル・バッソ 訳・佐和 隆光
レモネードの値上がりを始まりに、なぜ景気がよくなったり悪くなったりするのかを絵解きしています。生きた経済の仕組みがわかってしまうという絵本です。続ということで“レモンをお金にかえる法”もオススメです。大人にもためになるかも…。インフレーションなど専門用語も出てきます。
この時期、値上がりがニュースになっています。とても旬な絵本です。子どもの時からしっかりと経済を学んでほしい~な~と…経済観念が足りないおばさんのつぶやきです。
*いいから いいから* 作・絵 長谷川義史
ぼくのうちにかみなりの親子がやってきた。おじいちゃんは「いいから いいから せっかくきてくださったんじゃ。ゆっくりしてください」とごはんをごちそうしたり、お風呂に入ってもらったり…恐縮して帰っていくかみなりの親子…あれ~おじいちゃんとボクのおへそが…
*いいから いいから に* 作・絵 長谷川義史
ボクとおじいちゃんは温泉に行く。夕ご飯、なぜか二人なのに三人前が…。そして、夜中、枕元にお、お、おばけ~が、でもおじいちゃんは「いいから、いいから」って、おばけにマッサージをしてあげたり、温泉に一緒に入ったりしたんだ。温泉から帰ると家の中の○○○に…えっ、え~
この2冊“いいから いいから”は、究極の平和の本です。
み~んなが「いいから、いいから」と言いあえる世の中になったら…言い争いがなくなるかもしれない。
私も「いいから、いいから」をもう少し言ってみようかな…「かまへん かまへん」「よかよか」「ええからええから」なんて、たまには言い換えて…
今日は、2冊です
*リボンのかたちのふゆのせいざオリオン* 写真と文 八板康麿 絵と構成 杉浦範茂
この時期から冬にかけて東の空で見ることができるオリオン座、空を見上げてごらん、リボンのかたちをした星が…。
私の大好きなオリオン座。この時期だと夜10時には東の空にオリオン座がのぼってくる。
私が仕事で歩いている朝の4時には南の空に輝いています。星を見上げる生活をしていたい。
星で季節を感じることもできる。あの輝きは何光年も前の輝き…昼間は見えないけどそこにはある星たち。見えないけれどあるんだよ…そんな言葉を思いだしながら…。
*紅玉* 作 後藤竜二 絵 高田三郎
りんごの季節になると父はきまってぼくらにおなじ話を語り聞かせた。
終戦の年、りんご畑の収穫の前日、畑を荒らす群衆が…日本人ではない…強制連行されてきた朝鮮人や中国人だった…父はそんな中国人にかたことの中国語で話しはじめた…
北海道の炭坑地帯で過酷な重労働をかせられた人たちのことをみなさん知っていますか。
子どもたちは、とても静かに聞いていました。りんごの季節には読み伝えていきたいお話です。
紅玉のりんごとともに思い出してほしい…そういう過去がこの北海道の地にあったということを。
この絵本はしっかりと下読みが必要です。涙腺があぶなくなります…。中国語も入っています。
後藤竜二さんと高田三郎さんはご兄弟です。
高田さんの絵の絵本に“アンモナイトの夏”“よみがえれ、えりもの森”などもあります。
8月に高田さんとお会いする機会と原画を見る機会がありました。とても気さくな方でした。
Posted by shoopy at 11:54│Comments(0)
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